遺 跡

サルデーニャは考古学好きな方にはたくさんの見所があり、すごく興味深いところです
島を車で走っているとあちらこちらに遺跡が見られます
代表的なものは先史時代の石の建物、ヌラーゲ。ネクロポリス(共同墓地の遺跡)、町の遺跡など

祭壇、集落、お墓からなる考古学遺跡。ヨーロッパ唯一のジグラット(古代メソポタミアにおいて、日乾煉瓦を用い数階層に組み上げて建てられた巨大な聖塔)。”階段状の寺院”と呼ばれる切頭ピラミッド。

祭壇以外にも月や太陽を象徴すると思われる球状の石の遺物や儀式(祭壇は神と人間の出会いの場と考えられていた)の際に生贄とされた動物の蓄積物の遺物なども見られる。

紀元前4200年から1800年までの異なる文 化により共同墓地として使われて来た 最大かつ最古の人口的な洞窟。

島で最大かつ重要な墓地遺跡。墓地がある尾根の上に立つ”鐘楼”と呼ばれる雄大な岩。その形が頭を切り取った雄牛に見えるため後に”聖なる雄牛”と呼ばれるようになった。

Tomba di Gigante(巨人の墓)と呼ばれる、近くにあるヌラーゲの集落の使者を収容していたと思われる共同墓地。

サラセンの海賊から領土を守るために1572年に建てられた砦。

海抜300mの玄武岩の台地に位置するヌラーゲ。全体的に玄武岩で造られた建物は中央の塔と三葉の砦で構成され、要塞の外壁とさらに大きな壁により防御されており、中にはいくつかの小屋も見える。

地理学上にも考古学上にも非常に珍しく重要な“聖なる井戸・サンタクリスティーナ”は神殿として地上に掘られた円錐型の穴で巧みに玄武岩を用いて回りを囲んであり、その規模・保存状態はヌラーゲの中でも完璧なものとされている。

建造されたのは紀元前1700年~1600年に遡り、島にある最も古い巨人の墓に分類されている。

Su Cuaddu 'e Nixiasというのはサルド語でニクシアスの馬、の意味で伝説によると馬を繋いでおくための穴が碑の上にあいているからだとか。しかしこれは定かではない。

3つの巨人の墓、ヌラーゲ、集落が集まった考古学エリア。ひとつのお墓に並行して6つの円錐曲線の信仰石があり、そのうち3つはふたつの突出した乳房で女性を現している。つまり3人の男性と3人の女性により種の継続を保証する神性を表現していると考えられている。
